森火土金水

日々思うこと、さまざまな占術について綴っています。 mori ka do gon sui

六白顕現の年 その8

それまで出演していた占い館は、他の占い館への出演は禁止の契約だった。
他の占い館に出演することになったら、辞めなくてはいけない。
辞める理由は、固定曜日に出演できなくなった、とだけ伝えた。
でも。
経営者は、見えていたみたいだ。そういう力を持っていた人でも、あったので。
最終日に。
『あなたは、がんばったわよ。店舗を何度も変わって…がんばったわよ。新しいところに行っても、頑張ってね』
と、言われたから。
私が占い館に出演してきた期間のことを、一番知っているのは、当たり前だけど、その人で、一緒に出演した占い師の先生方で。
私が占いをしていることを知っているのは、友人の中では、2名だけ。家族も知らない。
言われて、始めて気づく。
がんばっていた自覚はなかったけど…思えば、孤独に頑張ってきたのかもしれない。そっか。がんばったんだ、わたし。
占いの学校の授業も、ほぼ毎週通っていたし。(今も通っているけど)
しかし、もっと大変になりそうな気もする。
次の仕事のことをテーマに、展開したルノルマンカードのグランタブローを、ラッキーにもルノルマンカードの講座で先生が取り上げてくれて。
楽観的にリーディングした私に、この仕事は、実力が要求されると読めますよ、と教わった。
気学を勉強していると、六白金星の効果は、立身出世!大成功!なんてイメージを描いてしまうのだけど。
私の場合は、会社員のほうではなく、大好きな占いの仕事のほうに、効き目があったということだろうけど。
大きくても小さくても、どんなスケールであれ、本物の実力が要求される事態に、なるのでは。それが顕現の仕方なのでは…。
だって、これから、もっと大変になるような気がしてならないから。

六白顕現の年 その7

2022年の1月。
中旬の頃、占い館オーディションの実技試験を受けた。
実技試験の詳細は、守秘義務が生じる状況になったので、書けないのだけれど。
合否の結果を待つあいだ、占い師として、興味深い経験ができた。
というのは、合否の連絡が、実技試験時に言われていた期日の、ほぼ倍の期間を経た後に、届いたので。
待つあいだの不安感といったら、二十代の就職試験以来か、ってふう。
そのあいだ、ルノルマンカードを2回、切った。
1回目のルノルマンカードのグランタブローの中の私のカードは、すごく気の毒な有様で、思いを馳せる未来が空白、身も心も落ちこんで、ボロボロ。
でも、私のカードからの距離はあるけれど、面接官のカードの頭上には、契約の指輪が燦然と輝いていた。
しばらく時が経って、再びグランタブローを展開したら。
私の隣に面接官が並んだ。
あ、来た。
と、思った。
合格のメールが、1月25日に届く。
六白顕現の年が終わるまで、あと八日間というときだった。
つづく。

六白顕現の年 その6

占い師オーディションの応募書類を送った。書類選考に通過したら、実技試験が受けられる。
…ということは、書類選考に不通過なら、一切連絡は、来ないということだろうな…。
書類を送付してから、今後どうなるか、一枚引きのカードを引いたら。
「あなたは、今一緒にいる仲間から、離れることになるだろう亅
と出て、驚く。だって、これを素直に解釈したら…。
今まで、占い師オーディションを受けたら?という問いで、何度かカードを切ってきた。
そのたびに「今ではない」的な結果が、繰り返されてきて。
自宅で漏水が起こったとき、私はカードで問いを立てずに、応募書類を送った。
行動を起こしたら、とたんにカードがポジティブに、変わった。
車のナビで、ナビの指示を無視して違う道を行くと、ナビは、新たな道筋を考えだす。これも、そんなふう?
応募書類を投函して、一週間後。
書類選考通過のメールが届いた。
2021年の12月26日のこと。
六白顕現の年が終わるまで、あと一ヶ月ほどだった。
つづく。

六白顕現の年 その5

自宅から漏水って、すごく焦るし、ストレスだ。
あたふたしながらも、私は2017年、仮吉方開始直前に、お試しのようなトラブルである漏水があったことを思いだして…これは吉兆ではないか、と思ったのである。
水は、吉兆のような気がして。
水は、変化の始まりのような気がして。
漏水が起きて、一週間後、私は、某占い館のオーディションに申込み書類を送った。
業界では有名な占い館なので、私みたいに経験履歴が浅かったら無理だろうなあ、と思っていた。
占い業界は、経歴20年以上の鑑定師が、ごまんといる。
でも、ふと思った。
「経歴20年以上」で、今、他の占い館に出演している鑑定師も、某占い館のオーディションを受けた人はいるはず。
なぜ、受からなかったんだろう?
もしかして合格の決め手は、経歴年数ではないのでは?
つづく。

六白顕現の年 その4

人には、戦う場所があって、痛点ならぬ、「怒点亅のようなものがある。
それは西洋占星術で学んだことなのだけれど。
ここを突かれたら、許せないというポイントは人によって違う。生まれつきの性質だったり、学習能力だったり、学歴だったり、社会的地位だったり、お金だったり、家族のことだったり、信念だったり。
私の「怒点亅は「未来に抱く思いやプラン」、らしい。今は占いの仕事がそれにあたるから…以前、4年通い続けていた整体院を、占いの仕事が儲からないという理由で整体師に軽蔑心をあらわにされた日を最後に、二度と行かなくなったのは、それだと思う。
私の占いかた、について意見されたのも、戦う場所内のことだったらしい。
占いかたは、自由のはず。
私の占いかたが、売上を促進するような占いかたでなくても、占いかたは、鑑定師のものではないだろうか?
…と考えることが起こった。
その日を境に、迷い始める。このまま、つづけて行けるだろうか?
おそらく、店舗内では、今いる店舗が、今いる場所が頂点だ。これ以上の場所は、たぶんもうない。このままでいいんだろうか…。
相変わらず、占いの勉強は続けていたので、先生や運営者に聞いたりして、占い方を意見されたことについての怒り、は占い師として全くおかしくない感覚であることは、確認できた。
他に占う場所を探したほうがいいんだろうか…とちらちら思い始めた、2021年12月。
自宅の天井から、漏水が起こったのである。
つづく。

六白顕現の年 その3

もしかして、これも六白効果?と思った店舗異動。
次の店舗の客層の年齢層は若くなり、三十歳以下が多い。鑑定客数も増加…ときには一日に1件の鑑定という日もあれど、最初の店舗と比べると、格段に状況も気持ちも明るくなる。
2店舗目に異動してから、まもなく6ヶ月が経とうとしていたとき、またも、店舗異動の話が来た。(このブログにも書いたけれど)
半年ごとに異動するわたしって、何なんでしょう、と思いながら、3店舗目。
新規客数ナンバーワンの店舗だった。
10分の鑑定を希望するお客様も多くて、鑑定客数が、どっと増える。客数だけで考えたら…今までの三倍になった。
客層年齢層は、さらに若くなって、19歳のお客様にも、けっこうお会いできて、新鮮。
これが、六白の顕現かな…という思いが過ぎった。月の中宮も六白金星の10月が終わろうとしていた。
つづく。

六白顕現の年 その2

2021年1月下旬。
週一回、占い館に出演を初めてから5ヶ月ほどが経過していた。
新規客数が最小の店舗で、すでにリピーターを確保している鑑定師が主役といった感じの店舗なので。
私は、一日のお客様の数が0人、という日も、何度かあった。
そういうものだと思っていたので、この状態で一年つづいても仕方がないと思っていた。とにかく占い館に出演した経歴が、私には必要なのだし。
そこへ、別の店舗へ移るように、と経営者から連絡が来たのだった。
最初は抵抗したものの(このブログにもそのときのことを書いたけれど)、2021年の3月から、店舗を異動。
その店舗は、新規客数率第二位の店舗であることに気づいたとき、異動の連絡は、私にとって、いい話だったことを知る。
六白金星の効果のひとつに、スカウトのようなことがあるのだけれど、これもそれなのかなあ、とちらっと思った。
つづく。