働く場所
今月は、異動前と異動後の、両方の職場を行ったり来たりする日々である。
前の職場のフロア全体のレイアウト変更が行われて、もう私には何の口出しもできないけれど、そのありさまに、心中密かに、がっかりしてしまう。
私が携わっていた業務の内容は、上の人たちには理解されていなかったんだなあ、というレイアウトになっていた。あるいは軽視されていたというべきか。
異動が決まったとき、業務に関わっていた人たち全員から惜しまれ、寂しがられたと思うけれど。
業務についての、理解度とか、思われ度の、低さを感じつづけて、それで私はずっとがっかりしていたんだなあ、と、新レイアウトに遭遇したとたんに、気づいた。
「働く場所」は、「働く内容」に比べれば、どうでもいいことなのかもしれない。
でも、与えられた働く居場所のありようが、働く人のこころを傷つけることだってある。まちがいなく。
異動することができて良かったんだ、と、じぶんのこころに再確認させる。
…昨夜、家族から連絡があって、わたしが家相の面から、いろいろ提案をしたことを予算が許すかぎり取り入れて建設した、親族経営のオフィスが完成し、明日は内覧会をするとのこと。5月の連休帰省時に、わたしにも見せてくれるそうだ。
日当たりの悪い北西に、社長や上層部の部屋が集中し、日当たりのよい南東は、会議室とか休憩スペースとか、社員誰でも使用できるスペースになっているオフィス。
最初は、南東を上層部が陣取るかたちだった設計図の真逆の提案を、みごとに取り入れてくれた。
上に立つ人ほど影にいろ、というのが、家相の、易の鉄則だから、これでいいはず。
うーん、もしもこのオフィスが発展していかなかったら、わたしの責任かも…。(汗)