森火土金水

日々思うこと、さまざまな占術について綴っています。 mori ka do gon sui

自営業の家

生家は自営業だった。
その反動か、ずっと会社員に憧れがあって、今じぶん自身は会社員になっているんだけど。
自営業の家の子に生まれておいて、良かったなあ、と、思うことがある。
どうやら、こども時代の環境がものをいって、接客の度胸がついているみたいなんだよね。
生活している家の一部のスペースに、突如お客さんがやってくるという家庭環境で、親が留守のときは、こどもでもお客さんの前に出るってシチュエーションがあって。
会社員の仕事は、たまたまずっと接客から離れたところにいたから、接客の経験も教育も乏しいんだけど、今、店舗に出て占いをする機会をもらって、新人だから、飛び込みでいらっしゃる新規客ばかりがわたしのお客さんで、もしわたしが会社員の親の子に生まれていたら、もっともっと緊張したんじゃないかと思うのだ。
しかし、まだお客は超少数なので、長い待機時間に、どう耐えるかという新たな問題にも直面しているが。
皮肉にも、忍耐力のいる長時間の座り仕事、は会社員生活でさんざん乗り越えてきたので、そっちの経験に助けてもらっているのかも。
じぶんが望んだことや、選択したわけではないことに、今、助けられていることに気づく。