森火土金水

日々思うこと、さまざまな占術について綴っています。 mori ka do gon sui

正しい買い物

書店でふと目についた本があった。
それは「古代餅」の本。
古代餅を食べたくなって、まずは古代餅をネットで注文。
そして、古代餅を食べるために、いろいろと買い物をする。
我が家には置いていなかったオーブントースター。(小さなサイズのものを探して、タイガーの「ぶちはこ」をネット注文。)
ピーナッツバター、ブルーベリージャム、カッテージチーズ、バジルペースト、餅のこびりつかないクッキングホイル、をお店で買って、自宅に持ち運ぶ。
まだピーナッツバターを塗った古代餅しか試していないけれど、食べやすくて、夜に古代餅を食べた翌朝、いつもほど空腹感が起こっていないことに気づく。
高校生のときに玄米と出逢ったものの、続けるのは本当に難しくて、三十代のときは何とかして美味しく玄米を食べたいと、じぶんで玄米を発芽させて圧力鍋で炊いたりして、その頃って玄米と格闘していたに等しいんじゃないかという時代が過ぎ、今では私の食生活で玄米に関係したものは、朝の玄米コーヒーしかないというありさま。はは。
ただ、玄米を食べたときの空腹感の起こらなさは本当に不思議で(玄米は糖分の吸収スピードが遅いせいなんだそうだ)その不思議ぶりは、もう一度体験したかった。
無理に玄米を食べなくても、玄米を餅にした古代餅でも、同じような体験ができる予感がする。
予想以上にでかいサイズだったピーナッツバターやブルーベリージャムの瓶の重さに耐えながら家に持ち帰った日の翌日、美容院で、すごく左肩がはってますよ?!と驚かれ、ああ、左腕にバッグを提げて運んだせいか、と思い当たるわたし。
買い物ってこういうことなんだなあ、と気づく。
古代餅を食べたい!というシンプルな欲望と目的を達成するために、別のアイテムが集まってきた。
最初に目の前にアイテムがあって、それを買うか買うまいか、と悩むことが買い物じゃないんだよなあ。
正しい買い物に満足しつつ、まさか肩こりまで派生するとは、と苦笑いしつつ、古代餅を食む。