森火土金水

日々思うこと、さまざまな占術について綴っています。 mori ka do gon sui

苦しみを噛み砕く。

一般職が直接仕事の話をしていいのは、すぐ上の役職の人だけ、それより上の役職の人に話をしてはいけないというのが、勤務先の暗黙のルール。
それは、すぐ上の役職の人の判断のふるいにかけられ、そのふるいから落ちれば、誰にも話が伝わらないことを意味する。
先日、わたしがぶちあたった状況だ。
しかし、この話、ふるいから落ちるのはどう考えてもおかしい、という思いがどうしても離れなかったので、ここは飛びワザを使うしかない!と思って、パワーハラスメント相談を申し込んだ。
役職を二段飛びしたところに声を届けるには、これしかないという状況なのよ。
それに、パワーハラスメントの規定を読んでみて、これは今のわたしの状況にあてはまる、筋違いの行動に出ているわけではないとも思った。
相談に行く前に、心構えを問う易を立ててみた。
火雷噬校(からいぜいごう)。
易の卦の一覧の中で、この卦の名前、なんてスケアリーなんだろう、とわたしが他人事のように思っていた卦が初めて出たっ。
卦の解説を読み始めたとたん、この状況で、この卦が出たのは、まさに状況と卦のジャンルが適合しているから、易はちゃんと出された、と確信した。
(まったくジャンルちがいの卦が出たときは、問いが放棄されたと思っていい。)
さらに、爻の解説を読んだとき、この相談、わたしの訴えが通る、と直感した。
そこで、二人の相談員に一生懸命説明。嘘と誇張は絶対に挟まないように。関係者に後付の調査が入るはずだから。
相談員は、とても熱心に話を聞いてくれる。「真摯な姿勢で人の話を聞く」というだけでもこんなに励まされるんだな。
わたしも「真摯に聞く姿勢」を、身につけようっ。
話し終わると、これからわたしたちがどう動くかなんだけど、こうやって動こうと思う、話しにいく相手はこの人とこの人にしようと思う、と説明されたのが、とても納得する助かる内容で、相談員は、組織図とはまったく関係ない道筋を動ける人なんだっ、道筋にも明るい人なんだっと思う。
「組織の中にいる、自由な道筋を行ける労働者のサポーター」は、労働環境の緊急薬だっ。
そしてそして。
・・・訴えは通った。
三週間後、結果の説明あり。
ふるいから落ちて、それっきり捨ておかれるはずだった訴えが、役職を超えて部署を超えて飛び立って、複数の人間が動いてくれることになった。
時期にも助けられた要素が大きくて、もしも訴えが葬られたまま冬になったら、聞き入れてあげたくてもどうすることもできなかったけれど、今なら準備する時間がある、と。
わーん、早く動いて良かったーっ。じぶんの声をちゃんと聞いてよかったーっ。