森火土金水

日々思うこと、さまざまな占術について綴っています。 mori ka do gon sui

3月のRadio

NHKで放映中の「3月のライオン」が好きだ。
原作漫画は未読。アニメーションで十分に満足してしまっているからかもしれない。
3月のライオン」というタイトルは、英語のことわざ"March comes in like a lion and goes out like a lamb."(3月は、ライオンのように荒々しく始まり、子羊のように穏やかに終わる)からの着想とのこと。
ここで私は「3月」という点で、痛くしびれてしまっている。
3月は、三碧木星(さんぺきもくせい)という星が担当する月。
三碧木星は、「男の子」の星。「若者」の星。「青年」の星。「青春」の星。「息子」の星。「長男」の星。
将棋の世界の「男の子」が主人公で、将棋の世界の「男の子たち」や「かつての男の子たち」を描くドラマのタイトルの中に、「3月」が入っている。きらっと三碧木星が笑っている。
着想モトとなった英語のことわざも、「青春のすがた」を示しているように思えてならなかった。
最近、さらに、三碧木星を示すもので、とびこんできたのが、「壊れかけのRadio」。
これもまたNHKで放映中の「バナナゼロ ミュージック」で、特定の歌に対してつっこみを入れるつっこみラップの名手が登場し、ラップの部分だけ聞いて、つっこみ対象の歌は何かを当てるコーナーを見ていた。
これ、結果として、対象歌の「歌詞」がすごくクローズアップされ、「歌詞」を再考させられることになる。
そのときの解答曲が「壊れかけのRadio」だったわけ。
徳永英明・作詞の歌詞を反芻していたわたし、突如、タイトルに「Radio」が入っていることに驚いた。
「Radio」→ラジオ。ラジオも三碧木星が担う・・・。
「壊れかけのRadio」は、去りかけの青春を惜しむ歌で、それが徳永英明の変声期直前のようなかすれたソプラノな歌声にマッチしている。
青春の象徴として「Radio」を選択してきたのは、なんかすごい。
別に、「3月」や「ラジオ」が三碧木星の象意だなんて、作者は知らないはず。
無意識に、「ふさわしいアイテム」を選択する、感じとる力を、持っているということ。
クリエイターとかプロフェッショナルは、そういうものなのかも。
素敵なアニメーションや歌に対して、ヘンにピンポイントに震えているわたしであった。